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zoom RSS 月面レーザー反射鏡Laser Ranging Retroreflector アポロから半世紀

<<   作成日時 : 2016/10/29 00:38   >>

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信用取引が前提ではないのか?

目ウロコだった話
Twitterでの話である。
一般的には【急募】という言い方の逆で知っていたら教えて下さいねぇという感じに【ゆる募】というカタチでリツイート拡散されていた。
『アポロ11号が月面に置いてきた反射鏡はどの会社製でしょうか?』のような感じだった。
元ツィートは消えている。形式的には友人が聞かれて困っているのでとのこと。日本製ではないのか?とのこと。

簡単にざっと検索しても出てこない。

まず、うざったい「アポロ捏造説」あたりの情報が邪魔になる。
記述内容そのものについてはほとんど同じモノであった。

反射鏡はコーナーキューブと言われるモノである。
約100個ほどを並べたトランクケースを開いたような感じで展開している。
正式名称「Laser Ranging Retroreflector」。
このコーナーキューブについての機能説明が書かれている。
アポロ11号、14号、15号、ソ連のルノホート1号,ルノホート2号がレーザー反射鏡を月面に設置している。

このあたりだろうか。

英文についてもコピペか内容が同じになるような言い換えで記述されている。

『製造会社名は記述がない』

さて、どこが文章のコピー元になったのか年代的な測定はしていないが
スミソニアン航空宇宙博物館の文章が元になっているのは多分これではないかと考えられる。
https://airandspace.si.edu/exhibitions/apollo-to-the-moon/online/science/scientific-experiments.cfm

自分はどこ製品と聞かれたら特段にNASAやJPLジェット推進研究所が特定企業を指定していない場合は
「NASAかJPL」と答えればいいと「思っていた」

自分が引っかかた点は「会社名」という定義であった。
以前、NECに勤めていてプログラムを記述シていた時、巨大ソフトに対して約200人ほどがソースコードに関わっていた。
当然、新入社員が記述したものベテランが記述したもの協力会社といわれる下請けの会社が記述したもの、これらが合体して
一つの販売ソフトとして売られていた。
製品の製造元はNECとなっている。

また、他社製品を自社製品と一緒にシステム納品する際、他社製の部品などを組み込む場合には
その会社の担当者と打ち合わせを行い、主にメンテナンスが発生した場合どのように対応するのか細々と取り決めの契約を交わして
納品先でのシステムダウン時間を短く適切なコストで対応出来るよう準備して、納品と運用・問い合わせ対応まで決めていた。
この納品としての会社はNECとなっていた。

話は戻る。
「NASAが〜」という頭が文章にあり、運用はJPLが関わった。
大元の研究としては、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E6%B8%AC%E8%B7%9D%E5%AE%9F%E9%A8%93#cite_note-UniverseToday-4
ウィキペディアの記述については正しいことを確認している。
http://www.csr.utexas.edu/mlrs/history.html
http://www.physics.ucsd.edu/~tmurphy/apollo/doc/Bender.pdf
どこそこ会社製という言い方はしていない。プリンストン大学の少人数学生グループがRobert H. Dickeの元で1950年台に始めた、とある。
後日、この文章を書くにあたり、引用している会社としてシグマと三菱のページを見つけた。
https://www.global-optosigma.com/jp/Catalogs/pno/?from=ccoderef&pnoname=CCB&ccode=W3126&dcode=
http://www.mitsubishielectric.co.jp/dspace/column/c0407_4.html
(三菱はライターさんに依頼している)

「作ったのだから会社名があるのだろう」という疑問は自分には無かった。
特にNASA関連では自分はあまり深く考えていなかった。
特に米ソ冷戦時代の場合はどちらが先か、であって個別のパーツや部品に関しては西側製品か東側製品かということで
特定企業が出るのは大手である。
ではこの大手、どこに下請けを出したのか?どこ製品と特定すればいいのか?
そもそも研究者がグループを作ってジョーク会社名で作ったりしていないだろうか?
それすら会社名が出てこない場合は?

前述した自分が経験したように個別部分の製造に関しては、それはどこかの町工場だったり孫請け会社だったりするかもしれない。
しかし、ユーザー(この場合はNASAを税金で支えた米国民)が聞いて納得するのはNECというような企業名ではなくて
「米国のNASA」ではないだろうか?

個別パーツが別会社であっても納品責任としてNECと記述するのは対ユーザー窓口としての場所ですよ、とお知らせしていて
ユーザーもそれを当然と思う→「これはNEC製」という信用窓口に対して使われるのがどこそこ会社製品という言い方ではないか
つまりNASAがその部分はこの会社という指定がなければ「大雑把にNASA製」で良いのではないか?と

この場合、プロジェクトリーダー名が正しいのか、とも悩んだが
少なくとも反射面を磨いたのは誰か?パネルに組み込んだのは誰か?パッケージして積み込んだのは誰か?ではないだろう。

ツイート元から「別の方から紹介してもらいました」と返信が来た。
http://precisionoptical.com/blog/precision-optical-hosts-laser-telemetry-pioneer-hildreth-hal-walker-jr/

「レーザーを当てるのに天候不良で2週間ほど待たされた」
どうやらこれがスペシャルな経験談らしいのだが別の方の記述からのコピーである可能性は否定出来ない。
その記述は他で探し当ててある。
レーザー距離測定のパイオニアと記述が2015年、1950年台の大学生から考えるとかなりの高齢者であり
この会社の責任者になっていて“Hal Walker Jr Apollo 11 Laser Ranging Kit”の販売宣伝をしている。
このJrという記述、尊敬者の後継者という使われ方も出来る。
乱暴な場合、その尊敬者は実在名称で無くてもいい。
解釈次第では月面歩行者→歩くのウォーカーでもいい。
「Collaborating with famed Apollo 11 astronaut Buzz Aldrin, Hal was the field operations manager for the Lunar Ranging Experiment (LURE) which was designed to measure the precise distance from the earth to the moon with a pulsed crystal-ruby laser beam.」
Hal was the field operations manager→現場責任者、designed、デザインした…作ったという言い方じゃないよねぇ。

全く関わりが無いわけではないけれど突っ込もうとしたら何か突っ込めそうな気がするのももやっとする。
とりあえずHalとか厨二病な名前がついているあたり…

で、NASAとJPLの膨大な情報ソースというお宝倉庫を探すのはヤメてしまった。

そこから探しても会社名が出ないかも、出ても正しくないかも、そもそもソコ掘るの時間的コストに見合うのか?
科学研究費が通ったらしいTX線乗ってる方はこのページの会社という解釈をしたようだが、
最初の「11号の置いた反射鏡」を作ったのは?
という疑問について「どのレベルで製造って言っていいの?」というこちらの疑問が生じてしまった。

自分の感覚としては「NASA製」という解釈をしたい。
研究者がドタバタと短期間に作ってなんとか11号プロジェクトに組み込んだロマンというところで終わっておきたい。

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