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<<   作成日時 : 2012/10/20 02:30   >>

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岐路に立つ地震予知
10月17日 22時45分

地震予知に関する研究が本格的に始まって、ことしで50年になります。
地震の研究者でつくる日本地震学会は、17日、「現在の地震学では、時間と場所と大きさを特定する地震予知は非常に困難」としたうえで、誤解を与えないよう「予知」と「予測」を使い分けるとする行動計画を発表しました。
予知研究の今後の方向性について今、専門家はどう考えているのか。社会部災害担当の島川英介記者が解説します。

日本地震学会シンポジウム

日本地震学会の大会は、16日から北海道函館市で行われています。
地震予知の研究が本格化するきっかけとなった「ブループリント」と呼ばれる専門家の提言書が発表されて、ことしで50年になることから、16日はシンポジウムで、専門家が今後の地震予知の研究の方向性について議論しました。

ブループリントと地震予知50年

そもそもブループリントとは何か。
日本の地震予知研究を進めるため、昭和37年、日本の地震学者のグループが、研究の将来像を記した提言書のことです。この中では「地震の予知の達成は、国民の強い要望」として、国家的規模の観測網の整備を提言し、「観測網を整備すれば10年後には地震予知に十分な信頼性を持って答えることができる」とまとめています。
その後、観測網は整備されましたが、阪神・淡路大震災も去年3月の巨大地震も予測できませんでした。

シンポジウムの議論は

シンポジウムでは、今後の研究を巡ってさまざまな意見が出されました。
政府の地震調査委員会の委員長などを務めた津村建四朗さんは「地震や地殻変動などの観測はメカニズム解明につながっている。今後も予知を目指すべきだ」と訴え、目標として予知を掲げるべきだと主張しました。
また、東京大学大学院のロバート・ゲラー教授は「これまで観測網を強化してきたが、地震を予知できた事例はなく、このまま研究を進めても予知にはつながらない」と予知に否定的な意見を述べました。
一方、東京大学地震研究所の平田直教授は「時期と規模と場所というのは、すべての地震について予知や予測をできるわけではない。ただ、いつごろ地震が起きるか範囲を狭めることは可能だ」と述べ、予知や予測ができる場合があるとしました。
シンポジウムでは、司会者が集まった地震学者に予知が将来できるかどうか挙手を求める場面もあり、将来的に予知は可能だ、と考える学者が大多数を占めました。しかし、その後の議論では、予知と予測を使い分けるべきだとする意見が相次ぎました。

予知と予測

ところで、予知と予測はどう違うのか。
予知は、時間と場所と規模を具体的に示すことです。例えば「○月×日に、○×付近でマグニチュード8.0の地震が起きる」などというものです。
これに対し、予測は、場所と規模など将来の可能性を示すものです。例えば「○×付近では将来マグニチュード○クラスの地震が起きる確率が何パーセント程度」などというものです。
学会は、17日、「現在の地震学では、時間と場所と大きさを特定する地震予知は非常に困難」としたうえで、誤解を与えないよう予知と予測を使い分けるとする行動計画を発表しました。そして、地震発生を予測する研究は今後も基礎研究として継続し、研究の現状を社会に対して丁寧に説明していく必要があるとしています。

東海地震はどうなる?

ところで予知と言えば、静岡県など東海地方で想定されている東海地震があります。国は唯一、「予知できる可能性がある地震」と位置づけています。
東海地方の地震などの観測データを監視している気象庁地震予知情報課の土井恵治課長は「地震に先立つ変化を捉える可能性が少しでもあるなら、気象庁として、地震予知の情報を出せるよう取り組んでいくことが大事だと考えている」と話しています。

ことばの問題にとどまるのか?

こう書くと予知と予測、単なることばの問題に聞こえるかもしれませんが、実はそうではありません。地震予知に関する情報は、一歩間違えば社会に混乱を引き起こす可能性があります。
実際、去年3月の巨大地震のあと、地震の発生確率が何%、という専門家の見解が飛び交い、あたかも地震の予知がされたかのように捉えた方もいらっしゃったかと思います。
学会としては、異例ともいえることばの定義を行ったのは、このままでは情報や研究そのものに対する信頼性がなくなるという危機感が強かったからだと思います。
学会には、ことばの問題にとどまらず、地震学の現状や最新の研究成果がどのように防災に役立つのか、ありのままの情報を発信していくことが必要だと感じました。
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/1017.html

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